商社ERPトレンド紹介 第7回「PSIとERPは何が違うのか?自社にあったシステムを選ぶために。」

こんにちは、穂苅と申します。

サプライチェーンマネジメントという観点はとても重要です。これは、調達(仕入れ)から製造、在庫管理、物流、販売というように一連のビジネスの流れ(サプライチェーン)をマネジメントすることです。流れを考慮して業務を最適化していくことは、個別最適化に陥らないための重要なポイントで、自社だけでなくサプライチェーンに携わるヒト・モノ・カネ・情報を把握して自社の業務を改善していくために必要です。

PSIとはなにか?

PSIは、Production, Sales and Inventoryという3つの単語の頭文字をとった言葉です。Production(生産)、Sales(販売)、Inventory(在庫)です。つまりPSIは、この3つを同時に考えて計画や管理をしていくことが重要であり、生産性向上にもつながるという考え方になります。

例えば、欠品防止や過剰在庫の削減という観点では、販売部門が販売計画を立て、調達部門が在庫契約や仕入れ計画を立てていきます。ここから、生産部門では生産計画を立てて、在庫の最適化を実現できる、ということでサプライチェーンの最適化にも貢献されます。

PSIの観点はとても重要だと言えます。

ERPとPSIの関係性とは?

ERPとは、基幹業務のあらゆるものを統合的に管理し、「ヒト・モノ・カネ・情報」を適切な配分を行うためのシステムです。ERPのシステムを構築することはどの企業にとっても必要だと考えますが、PSIの考え方もERPシステムを利用するための要素として欠かせません。ERPは企業全体の情報を一元的に管理していくシステムですが、その中の生産計画や在庫管理などの要素で見るとPSIです。

ERPシステムにて、PSIの要素を管理していくことで、継続したPSIの計画と管理ができてきますし、情報の蓄積もされていくためこの2つはセットで考えて自社のシステムに取り入れていくことがおすすめです。

最後に

今回は、PSIという考え方とERPとの関係性について取り上げました。PSI計画と管理を行うためにも、ERPを活用することが必要となります。また、PSIやERP検討をする中では、自社のビジネスや商流などの全体像を知って検討をする必要があります。

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