社員を雇用することがリスクな時代。ERPでデジタル筋肉質な会社に

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

社員を雇用することにはいろいろな考え方があります。

業態によって、人を大量に雇用したほうが良いケースもあります。ここではあくまで個人的な意見を一般論で書きたいと思います。

社員を雇用することがリスクな時代

「社員の雇用を作ることは全ての経営者の責務である。」

と言われてしまうと、その通りだと思います。雇用を生み出すことは社会的エコシステムを作るうえで重要なことと考えています。一方で雇用過剰だったり、能力のミスマッチが発生してしまうと、会社は業績不振に陥りがちです。さらに最近では雇用してしまうと、解雇が難しく、企業はどうしても慎重にならざるを得ません。多くの会社の最大のコストが人件費であることが多く、ここは業績の原資でありながら最大の固定費でもあるのです。

良い人と思って雇用してみたが、パフォーマンスを発揮できず、会社のコストと化してしまうこともあります。

良い人は欲しいけど、実際、働いてみないと分からない、、、そう思う人も多いと思います。しかし定期的に雇用をしていかないと社員数は減っていってしまい、会社の体力が減衰してしまいます。それ故に雇用を継続していくと思うのです。

ERPでデジタル筋肉質な会社に

雇用増を弾力的に適正化し、より優秀な人に絞って雇用を続け、会社の体力を維持拡大するためにはIT強化しかないと考えています。ペーパーレスでもデジタル化でも、自動化でもいいです。業務の効率化を行うためのITの活用が重要です。最近ではDXやAIの陰に隠れてしまいましたが、今、ペーパーレス化ができていないところはペーパーレス化をしたほうが良いですし、非生産時間である通勤時間や移動時間を削減するテレビ会議やリモート出社も実施していないところは部分的にでも実施したほうが良いです。

さて、本題になりますが、そのIT推進の最大の関心事はDXとAIであると考えています。DXは今今の企業が推進するべきであり、効果も大きいので私はまずはDXの推進を検討するべきと考えています。DXは広義ではデジタル化とAIを活用した業務改革であり、狭義ではデジタル化による業務改革であると考えています。いずれにせよ業務改革ということになります。

一方で企業の中で一番デジタル化が進んでいるところはどの部分でしょうか?おそらく、多くは基幹業務になると思います。ではこの基幹業務のIT処理を担うのはERPということになるので、既存のERPをコアにして、サブシステムでデジタル化を推進してDXを推進しようと考える企業もいます。

果たして、そのERPで将来のDX基盤になるのでしょうか???

導入したばかりのERPならいざ知らず、10年以上の前のERPであるなら、それはリプレイスを考えるべきです。多くの企業で10年もたてば業務が変わるのに、10年前のERPにカスタマイズの継ぎ足しで使用していた場合、新しい業務に対応するための業務処理は社員の工夫と労働時間で運営しているはずです。この業務は特定の社員にしかできないような業務になっていることもあると聞いています。

今、経営陣はDXに興味があり、効果が出るのであれば予算が付きやすい状況です。今、多くのERPはオンプレミスではなく、クラウドERPで導入が進んでいます。市場シェアを見てもオンプレミスのERPは減少傾向で、クラウドERPが上昇傾向です。これはクラウドERPが大きな投資を必要とせずに短期間で導入ができて効果が出るからです。

最新のERPに合わせて業務を改善することで、デジタル筋肉質な業務の運営の仕方が見えてくるはずです。

低コストでデジタル筋肉質な会社を最新のERPで実現するには

ちなみにいろいろなケースがあるので一概に言えないかもしれませんが、DXを推進するにあたって、DX用のシステムを導入するより、最新のERPでDX推進の広範囲をカバーしたほうが低コストで処理も早く、使い勝手もよくなると信じています。多くの企業のDXの目的は以下だと思うのです。

・デジタルを活用した業務の効率化
・データ分析による業務精度・業務判断の効率化

もともとは、デジタルやAIの登場によって新市場で新しい事業を展開するというのがDXですが、そのような大きなDXはそうそうないですよね。それよりも前述の2点の目的を達成するほうが目の前の収益強化につながるはずです。

低コストでデジタル筋肉質な会社を最新のERPで実現するには、業種特化のERPを検討するのが一番だと思います。業種によって業務が違うのに汎用ERPを導入すると、カスタマイズが増えて、業務処理も実態から乖離しているはずです。よって、低コストでデジタル筋肉質な会社を最新のERPで実現するための第一歩は自社の業種に特化したERPのデモを見ることだと思います。そのデモの中に、自社の業務改善のヒントがあるはずです。

このコラムを掲載いただいている日商エレクトロニクスは商社と卸業に強いERPインテグレーターです。商社テンプレートも持っています。商社と卸業で最新のERPに興味がある方は、以下のセミナーにぜひ参加いただき、業務改善のヒントを得てください。

お知らせ

商社、卸業の皆様へ、日商エレクトロニクスはこの分野に高い実績とノウハウを持っています。ERPの導入やリプレイスをお考えの方は以下のページをご覧ください。

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コラムERP千里眼

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