ERPなどの自社システムにはローコード機能ってあった方が良いの? メリットデメリットをしっかり理解したうえで決めるべき

ここ数年、ローコードという言葉が使われるようになってきました。Google Trendsを見てみると、2020年以降に「ローコード」のトレンドが一気に増えているのがわかります。

しかし、自社システムにおいてこのローコードは必須なのでしょうか。この判断をするためにメリットとデメリットを理解する必要があります。

ローコードとは?

まずはローコードとはなにか?について説明します。通常システムを作る際はプログラミングを行いますが、もちろんエンジニアなど専門技術のある人が対応します。しかし、十分な数のエンジニアをすべての企業が保持するのは難しく、システムの開発や変更でエンジニアの対応待ち状態が発生してしまうということも考えられます。

ローコードは、少ないプログラムで機能の開発や修正ができるという手法です。そのため、すべての知識があるエンジニアがいなくても、例えば、主にシステムを利用するオペレーションチームなどが自社システムを作り足していくようなことが実現できます。

ちなみに、近い言葉にノーコードというのもあります。これはコーディングを行わずに専用画面からシステムの開発ができるようになっている開発手法のことで、単純なシステムや小さいシステムの開発を回していきたい場合に適しています。

ローコード開発におけるメリットとして一番大きいのは、エンジニアがいなくてもある程度システムにおける汎用性と拡張性を持つことができる点です。コーディングは多少必要ですが、それによって現場で必要な機能を作り運用をすることができるようになります。

一方で、ローコード開発におけるデメリットとしては、複雑な機能の構築には不向きな点と、開発ツールの機能に制約されるという点です。ここは仕方のないところですがやはり0から作れる完全なエンジニアリングと比較すると制約が出てしまいます。

ERPシステムにおいても実はローコード開発の話題がいくつもあります。例えば、経費精算やワークフローの機能をローコードで開発したケースです。ERPシステムを社内メンバーである程度柔軟に作れるという観点と制約や開発をするメンバーがいるのか、などを自社に照らし合わせてみて、ローコードの要件が必要なのかどうかを判断するのが良いと思います。

最後に

今回は、ローコードのメリットデメリットとERPについてお伝えしてきました。

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