ERPを導入しない会社のDXは本末転倒になりがち。もしくはコスト高に。

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
長年仕事をしていると本末転倒だなぁと思うことが結構あります。

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本末転倒あるある。やたら早い請求書の送付期限

例えば大手企業にありがちな、請求書をかなり早く送ってほしいというものです。お話を聞いてみると、社内で毎月営業日何日以内に経理を締めなければいけないのでご協力をいただいています。というものでした。こちらは業者なので、もちろん笑顔で喜んで!という感じではありますが、ちょっと考えてみると、まだその月の作業が終わっていないうちに請求書を出すことになります。毎月の請求書の金額が変わらないのであれば、送ることは問題ないのですが、作業が月末まで発生して金額が変わる場合は実際と乖離してきます。経理を早く締めたいというのは、一言でいえば、経営状況を見える化し、迅速な判断を行いたいということですよね。そして経理のメンバーにも残業時間の制限があるので、業者に対して前倒しの請求書発送を依頼することにつながります。結果として早く締まりますが、実際とは乖離した結果になります。厳密に言えば、見えているようで、その数値は見せかけの数値になります。

今のDXを本末転倒にするレガシーシステム

DXを広義の意味合いで、デジタル化をすることとしてとらえている方にはデジタル化をするだけでも効果があると思います。ただ、本来の意味ではデジタル化を活かした事業改革や事業転換になるので、システム自体も筋肉質にしておかないと効果が出にくいはずです。

筋肉質なシステムとは、デジタル化された範囲が広く、その処理・連携処理が迅速で効率的、且つ経営状況を把握しやすく、分析できるシステムと私は考えます。

例えば、時代の変遷の中で、随時継ぎ足しでシステムを構築し、そのシステム間の連携をバッチで連携しているようなシステムや、運用に人手がかかるシステムや、属人的な対応が必要なシステムもすべて筋肉質なシステムとは言えません。これが稼働している企業は、DXのプロジェクトが良くても、システムが足かせとなって、その効果を減衰させます。早く処理を完了させて迅速な判断を支援したいのに、ものすごく人手を介したり、実際と違う数字が集計されたりすることもあります。まさに今も多くの企業で稼働しているレガシーシステムが皆様のDX推進のボトルネックになる可能性があると考えています。処理にかかる時間がかかるうえに、人手もかかるので、見えないコストの人件費の負担が大きいはずです。

その点、ERPはワンシステムでかなりの広い領域をカバーし、迅速な処理を行えるので、筋肉質なシステム基盤を構築しやすいです。そして運用コストが安いので、結果的にお得になります。ただ、ERPと聞くと、高額なイメージがあったり、導入に手間がかかるというイメージも昔はありましたよね。

ERPが超高額な時代は終わりを告げました

ERPの金額感は主観によります。規模が大きくなれば、それなりの金額になるのは当たり前です。私が昔、某外資系の大手ERPベンダーで営業をしていた時は、初期料金5億円からで、一件10億から20億のお見積もりを書いていました。今はERPも所有する時代から使用する時代に変わりつつあります。以前と比べるとかなり短期間で費用対効果が見えやすいシステムになったと思います。また、導入プロジェクトも短期間で導入出来た事例も増えてきています。

先日公開されたGRANDIT miraimil導入事例「エフ・アイ・ティー・パシフィック株式会社様」は以下のような事例でした。

  • 実質3ヵ月の短期導入を可能にしてインボイス対応を期限までに実現
  • 月次の締め処理を2~3日から半日に短縮
  • 親会社が求める四半期ごとの決算や会計データの提出が容易になりグループの運用に則った監査にも対応
  • オンプレミス運用にかかるコストを削減し、法改正やビジネス環境の変動に対する柔軟性も強化

事例の詳細は以下をご覧ください。
https://erp-jirei.jp/jirei/fitp

このような効果を実現するには、その業種用のERPを選ぶことと確信しています。当たり前ですよね。その業種用でなければカスタマイズが増えて、結局、コスト高、納期の長期化になるからです。このコラムを掲載いただいている日商エレクトロニクスは商社と卸業に強いERPインテグレーターです。同社のERPソリューションは商社と卸業行に強いERPです。以下の「お知らせ」に毎月実施しているセミナーがありますので、是非そのセミナーに参加いただき、デモを見ていただき、いけそうかどうかをご確認ください。

お知らせ

商社、卸業の皆様へ、日商エレクトロニクスはこの分野に高い実績とノウハウを持っています。ERPの導入やリプレイスをお考えの方は以下のページをご覧ください。

■「GRANDIT」ソリューション(商社向け)
https://erp-jirei.jp/grandit

■オンラインセミナーのご案内
GRANDITのオンラインセミナーをほぼ毎月開催しています。興味がある方は以下をご覧ください。
https://erp-jirei.jp/archives/category/seminar

■国産統合型クラウドERPサービス「GRANDIT miraimil」のご紹介
https://erp-jirei.jp/miraimil

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