定期的なERPの自動データ総点検+ChatGPTで不測のデータ分析はいかが?

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。あくまで私見として表記のコラムを紹介します。

国内ERP市場の年間平均成長率は20%前後だそうですね。興味がある方は調査会社がデータを発表しているので、ネットで検索して、市場データを購入されるとよいと思います。ERPが国内で普及を始めて久しく、30年以上の月日が流れています。30年以上たった今でも年間平均市場成長率が20%を超えるなんて、常にERP自体が進化していて、新しいお客様のニーズに応え続けているからだと考えています。素晴らしいことですね。

ERP市場にもAIという新しい波が~不測のデータ分析はいかが?~

ERP市場にAIという新しい波が来ているというのは多くの方が感じていて、予想通り来たな!という感じですよね。AIの活用方法としてはいろいろあるとは思うのですが、私は不測のデータ分析に活用するのも面白いと思っています。AIの活用方法の一つに自動処理というのがあると思います。今現在のデータ分析は専門家や皆様で議論してデータ分析を設計して、その結果を見て何らかの判断をするというものだと思うのです。これは専門家や皆様がある程度結果を想定したデータ分析であると思うのです。不測の結果には気が付くのが遅れる場合があります。いや誰も気が付かないままの可能性すらあると思うのです。そこで、ERPで使用されている全テータを定期的に全て舐めて、従来と違った傾向にあるものをアラートし、その関連ワードをChatGPTに流し込んで、不測の結果をレポートさせるのはいかがでしょうか?いいセカンドオピニオンになると思うのです。

ChatGPTに流し込むのは、機密情報の漏洩になる可能性もあるので、現時点では非現実的な気もしますが、近い将来、生成型AIのエンジンはオープンソース化されて、社内の情報を蓄積して、自社専用の生成型AIシステムを実現できるような気もしています。

さて、将来的な話は置いておきますが、RPAなどで自動処理ができるようになってきていますので、前述の様な全テータを全て舐めて差分を分析するようなことは定期的にやったほうが良いと思うのです。その不測の差分がわかれば、ChatGPTに流し込まなくても社内のベテラン社員やデータアナリストであれば、傾向と今後の戦略を見出せると思うのです。

DXはそもそもイノベーションの話

最近、DXはデジタル化と“AI”によるイノベーションといったように言葉の意味が広がってきました。イノベーションは変革であり、従来とは違う切り口でのビジネス改革なので、このような不測のデータ分析は有効だと思います。

また、30年以上マーケティングをやっていると、分析データはある程度作れることを知っています。実際にそれをやってしまうことはマーケッターとしては信頼失墜になりますし、決してやってはいけないことだと思っています。しかし、大きなビジネスが動くような会社ではセカンドオピニオンを取っておくことも必要ではないかと思うのです。

例えば、各部門で分析した結果を報告して、対応を練っていくと思うのですが、経営管理部門等で、セカンドオピニオン的なデータ分析を行うことは、もしかしたら、より正確に全社を見える化するデジタル戦略の一つなのかもしれません。

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