2026年にDXを実現できる日本の大企業は10%に満たない。ではどうすればよいのか

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。あくまで私見として表記のコラムを紹介します。

2026年にDXを実現できる日本の大企業は10%に満たない

少し前にショッキングなニュースが耳に入ってきました。

「アプリケーションに関する展望を発表―2026年に至ってもなお、競争力強化につながるデジタル・トランスフォーメーションを実現する日本の大企業は、10%に満たない」

というニュースです。記事本文は以下になります。

https://japan.zdnet.com/article/35200680/

この記事では、DXで成功している企業は以下を実現していると書いてあります。

・「競争力強化を目的としたレガシーアプリケーションの近代化」

・「ガバナンスの効いた開発プラクティスの民主化」

・「効果的なデータ管理と利用/活用による合理化」

この3点をシンプルに私なりの言葉で説明しますと、以下だと思います。

・長年使ってきたERPなどの業務システムをコアコンピテンスを高められるシステムに刷新している

・一定のルールのもと、ノーコードツールなどを使い、現場がアプリを開発できるようになっている

・データ管理の一元化と分析ツールの導入と自動処理が実現できている

DXを実現を実現できている会社は確かに上記の3点が実現できていると思います。一方で、上記の3点を実現すればDXが実現できているかといえば、それは違うと思うのです。DXはデジタル化を活かした事業改革が前提です。

DXを実現するためのヒント

DX成功例を見てみると、仮想ビジネス環境を活用した例が目につきます。例えば、DXの成功例として挙げられる、FacebookやAmazon、楽天、Aribabaなどもいたってシンプルなビジネスモデルですよね。Facebookはコンテンツを持たないのに世界最大級のコンテンツサービスを提供していますし、Amazonも楽天もAribabaも在庫を持たないのに業界トップクラスの小売業になっています。。彼らのビジネスはいたってシンプルですよね。ビジネスを展開している環境を物理からデジタル(仮想)に置き換えて、究極に効率的なビジネスモデルを編み出して成功したという感じがします。

彼らがビジネスを展開し始めた時に、インターネット上でのコンテンツ提供プラットホームのような仮想ビジネス環境という新分野がおぼろげながら見え始めていた時期でした。そのチャンスを活かして、会社を大きく成長させ、今ではDXの成功事例と言われるようになりました。

では、今、そのような新しいパラダイムシフトを実現しようとしているものは何かといえば、大きなチャンスの一つはAIになると思います。前述のDXの事例もそうですが、何か新しい技術の普及の時に事業改革は起こりやすいです。

そして多くの企業はAIを活用しようとしていて、AIを活用したモデルをいろいろ実施しようとしています。AIを活用することは良いことではありますが、DXという事業改革レベルにはならない可能性が高いと思います。

そもそもDXが注目されているのは事業改革によって大きな収益を上げられるからだと思うのです。AIを活用した業務改善は行うべきと思いますが、AIというチャンスはもっと大きな事業改革による収益のチャンスがあると思うのです。

AI×AIのAIプラットフォームにDXのヒントが

では、どのようなチャンスかといえば、それはその会社の事業によって大きく変わると思うのです。ただ、なんとなく見えているAIによるDXのチャンスは、人間がAIを活用するのではなく、AI中心に活躍するAIセントリックなモデルであることであり、そのAIセントリックなモデルの中には第三者のAIと連携するようなAI×AIのようなモデルある可能性が高いと思うのです。ChatGPTやChatGPTに続くAIと自社のAIを連携させさせたAIプラットフォームのような基盤で行うビジネスが可能性としては最も高いと思っています。

そして、DXを実現できるようなビジネスモデルが見えてきたときに、ぜひ検討いただきたいのは、そのDXようにERPを導入することです。せっかく良いDXのモデルができたのに、古くて重い基幹システムでそのビジネスモデルを運用することは難しそうですよね。ちょっと考えればすぐにそう思うと思うのです。そもそもビジネスモデルが根本的に変わっているはずなので、別事業や子会社で実施するのが妥当だと思うのです。

DXの基盤となるERPとは

そして、その新組織で採用されるDXの基盤ともなるERPはカスタマイズが少なく済むものがベストであると思います。DXというかこれからの新しいモデルは、柔軟性がカギなので、カスタマイズが多いERPを導入してしまった場合、柔軟性に欠けてしまうため、お勧めできません。カスタマイズが少ないERPはFit&Gap分析を実施して、自社の業務と会うかどうかを見極めることが大事だと思いますが、その前段として、以下のERPがカスタマイズが少なくて済みやすいと考えています。

・国産ERP(国内の法規制や商慣習にもあっているため)

・その業種テンプレートを持っているERP(お客様の業種テンプレートを持っているERPがカスタマイズが少なくて済むため)

上記2点を考えると商社や卸業の皆様は、日商エレクトロニクスが提供するGRANDITは同社が開発した商社テンプレートも利用できるため、大変おすすめです。

興味がある方は、以下のページをご覧いただき、DX基盤としてのERPのご検討をお願いいたします。

日商エレクトロニクスからのお知らせ

■「GRANDIT」ソリューション(商社向け)
https://erp-jirei.jp/grandit

■オンラインセミナーのご案内
GRANDITのオンラインセミナーをほぼ毎月開催しています。興味がある方は以下をご覧ください。
https://erp-jirei.jp/archives/category/seminar

■国産統合型クラウドERPサービス「GRANDIT miraimil」のご紹介
https://erp-jirei.jp/miraimil

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