今月の用語解説「 SCM (サプライチェーン・マネジメント)」

今月もGRANDITやクラウドERPをご検討の皆様にERP関連の用語解説をいたします。参考になれば幸いです。

ビジネスにおける根幹の考え方として、SCM(サプライチェーン・マネジメント)があります。言葉は聞いたことがある方も多いと思いますが、今回はSCMについて解説していきます。

SCM(サプライチェーン・マネジメント)とは

SCMとは、 Supply Chain Management(サプライチェーン・マネジメント)の頭文字から取られた言葉です。サプライチェーンというのは、原材料の調達から加工などの工程を経て最終的に消費者に届くまでの一連の流れのことを言います。

この流れをモノの視点で捉えると一般的には、「原材料や部品→生産→物流→販売」という流れになりますし、人の観点で捉えると「サプライヤー(原材料や部品の供給)→メーカー(製品化)→物流事業者→卸売事業者→小売事業者→消費者・利用者」という流れになります。

このサプライチェーン全体の流れを捉え、上手く連携することで最適化を図っていく経営手法のことを「SCM」と呼びます。

個別最適ではなく、全体最適を行うところがポイントです。そのため、非常に高度なマネジメントを行う必要があり、例えば需要を的確に把握し、それぞれの事業者が情報共有をしながらサプライチェーンを管理していくことが求められます。

そのため、管理コストが大きくかかることや、プロセスごとの調整が難しいことが課題となります。ここについては、リアルタイムに情報を取得、分析、適用していくことで解消を目指していきます。

SCM(サプライチェーン・マネジメント)のメリット

このようなSCMですが、メリットが多くあります。

まずはサプライチェーンの全体最適を行うことで、無駄なコストを削減できることです。過剰な生産や在庫、逆に不足なども最小になるため利益の増加が期待できることも大きいです。その他、サプライチェーン全体を考えるため、全体を見たときの業務の効率化も図ることができるようになります。

特に現在は物流段階の需要増加や人材不足が顕著になってきています。宅配便のドライバー不足問題です。これはサプライチェーンの物流段階の課題になるため、サプライヤーやメーカーも他人事ではありませんし、EC需要の拡大によってますます宅配便の需要は増えてきますので最適化が必要です。

最後に

今回は、SCM(サプライチェーンマネジメント)について解説してきました。

SCMは根本的にはサプライチェーンの全体最適になりますが、最近ではカーボンニュートラルの対策のため、サプライチェーン排出管理も行う必要がでてきています。サプライチェーンでつながっている以上、業者全体でのCO2排出量の管理を行うために、このサプライチェーン排出管理という視点も持っておく必要が出てきます。

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〜以下、プロフィール〜

南波真之(なんばさねゆき)

新卒でWordPressのトップ企業に入社し営業、マーケティング、ディレクションを経験、その後SaaSサービスを開発、提供する会社にてパートナーセールスを行いながらWeb、営業、マーケティング、SaaSなどの情報発信を続けている。

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