今月の用語解説「越境EC」

以前の【商社関連のニュース】攻めのデジタルシフトで海外展開支援を加速 ―越境ECプロジェクトなどのデジタル・スキームをさらに強化し、中堅・中小の海外ビジネスを後押し―の記事でこんな話題がありました。

越境ECプロジェクト「Japan Mall」を大幅拡充

コロナ禍での世界のEC市場拡大を捉え、連携先を18ヵ国67に拡大。19年度比で大幅増となる延べ2,237社、6,604商品の輸出に成功した(現地販売額で約80億円に相当)。

中国市場ではリアル、SNSと連動し、越境ECのポテンシャルを最大限に活用

ここで登場してきた、越境ECについて今回は説明します。

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越境ECとは

越境ECとは、国を超えて電子商取引(eコマース)を行うことです。多言語多通貨に対応し、海外のユーザーに対して日本の商品をECで販売するビジネスのことをいいます。

ECサイトの運営は個人から法人まで様々なプレイヤーがいるため、自社(自分)で運営するECサイト、Amazonや楽天、中国のTmallなどのECモールに出店するなどいくつかの方法があります。

少し前には越境EC関連のビジネスが盛り上がっていましたが、新型コロナウイルスの影響でECが一気に利用されるようになったことに伴い、更に市場が大きくなっています。

経済産業省の「令和2年度産業経済研究委託事業(電子商取引に関する市場調査)」を見ると、BtoC-EC市場規模の経年推移で物販系のEC市場規模が一気に拡大し、コロナ前の2019年に約10兆円だったところから、2020年には12兆円に拡大しました。

同調査には越境EC市場の規模も記載があり、日本、米国、中国のいずれの国も2020年は前年比で増加しており、中国においては前年比+16.3%で越境EC購入額が約4兆円にものぼっています。

越境ECのメリットとしては、大きな市場で商売ができるためにビジネスチャンスが多いということです。日本だけで販売をしているよりも人口や富裕層が多い国でも商売をしたほうがビジネスを拡大するチャンスが大きいためです。

しかし、越境ECにはデメリットも存在し、それは各国それぞれのルールに則って商売をしなければならないことと、輸送コストが上がることです。

特に各国のルールには越境の商売においての法律や規制、GDPRのような個人情報保護の観点、関税の問題など考慮するべきことがとても多いため、かんたんにはできないというのも事実です。

大きなメリットと乗り越えるべきハードルが混在しているこの越境ECですが、日々便利になる物流システムやテクノロジーの利用を考えると、増加している市場規模からもビジネスチャンスが多いことは事実です。

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〜以下、プロフィール〜

南波真之(なんばさねゆき)

新卒でWordPressのトップ企業に入社し営業、マーケティング、ディレクションを経験、その後SaaSサービスを開発、提供する会社にてパートナーセールスを行いながらWeb、営業、マーケティング、SaaSなどの情報発信を続けている。

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