コラム

最新クラウドシェア公開。AWSが減少し、Azureが上昇へ

先日、クラウドの世界シェアが発表されました。

引用元:https://www.srgresearch.com/articles/incremental-growth-cloud-spending-hits-new-high-while-amazon-and-microsoft-maintain-clear-lead-reno-nv-february-4-2020

このグラフで興味深い点は以下の二点である。
・AWSのシェアが33%であるが、市場の平均成長率を下回っていること
・シェア2位のAzure売り上げが前年比で40%成長していること

市場データは注意深く読まないと、勘違いが起きやすいの気を付けてほしいので、補足します。AWSは売り上げが伸びていると発表していますよね。それはそれで正しいです。ただ、正確なところは売り上げが伸びているが、シェアはクラウド市場全体の成長率をやや下回っているというということです。

一方、AzureはAWSのシェアの半分を超えたところですが、依然として順調に伸びているということです。

四半期ごとのシェアの推移を見てみると以下になります。

引用元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1911/13/news073.html

このグラフを見てもAWSは緩やか下降をして入り、Azureは2年で7%ほどシェアを伸ばしています。私の個人的な感覚になりますが、2年後にはAzureのシェアは25%くらいになり、AWSは37%くらいになりそうです。そして、この状況が続くとさらに2年後にはAzureのシェアは32%、AWSは34%になります。

このシェアの変動は何でしょうか?大きく分けると以下だと考えています。

戦略の違い
AWSはパートナーになるためのハードルを上げ、少数の強いパートナーを育成しつつ、基本は直販を考える会社という理解です。Azureはもともとのマイクロソフトの強いパートナー基盤があり、広く強いパートナー網をAzureでも作っているため、やはりAzureの販売力は高い。

サービス機能の差
AWSのサービスは素晴らしいですが、どんなサービスも市場が成熟していくと機能の差がなくなっていくので、AWSとAzureのサービス面での差がなくなってきている

アプリケーションの差
GRANDITもそうですが、Azureで動きます。マイクロソフトはキラーアプリケーションが多いです。ユーザーはIaaSやPaaSを使いたいのではなく、その上で動くアプリを使いたいので、最終的にアプリが多いクラウドが勝ちます。

この3点が、AWSがじわじわシェアを落とし、Azureが大きくシェアを伸ばしている理由だと思います。AWSが無くなることはありません。当面、AWSとAzureの2強になるはずです。業務系はもともと強いマイクロソフトが市場をとるはずで、業務はAzure、WebはAWSのようになる気がしています。

AWS上で業務システムを組んでも問題はないと思いますが、シェアを取る伸びているサービスを利用するのが鉄則だと思っています。

ちなみに、このコラムを掲載いただいている日商エレクトロニクスでは国産ERP「GRANDIT」及び「商社向けアドオン」と「IT会社向けアドオン」を販売しており、多くの事例も公開しています。興味がある方は以下をご覧ください。

ERP事例集
https://erp-jirei.jp/jirei

GRANDITについて
https://erp-jirei.jp/grandit

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