商社ERPトレンド紹介 第25回「Activity Based ManagementとERP」

こんにちは、穂苅智哉と申します。

企業活動では、日々多くの人が関わり、多くの商品やお金が動いています。業務改善という言葉はかなり前から使われており、今ではそれを業務効率化やDXと呼ぶこともあります。

そんな現状において、企業経営においても非常に多くの考え方がありますが、今回はアクティビティをもとにした経営手法について見ていきます。

ABM(Activity Based Management)の観点とERP

ABM(Activity Based Management)をご存知でしょうか。

これは、企業の活動をもとにしてコストやパフォーマンス管理、改善をしていくというマネジメント手法です。企業内での具体的な活動に着目し、そのコストを把握し、どのように改善していけばいいのかを考えると理解しやすいでしょう。

このABMの考え方では、最初に活動(アクティビティ)に注目して企業内の活動を可視化します。その後、活動毎にどのくらいのコストかを把握する(Activity-Based Costing)を行います。可視化された活動とコストを見て、効率化のための意思決定を行うという流れです。

これは、昨今は特にコスト意識が高くなっていますが、無駄を見つけて改善のサイクルを繰り返すことも重要な企業の役割であるという考え方に基づくものではないでしょうか。

ERPシステムとは、企業の統合された基幹システムのことで、会計、人事、物流、生産、販売などの基幹業務を統合システムで効率的に管理し、可視化することで迅速な経営判断ができるというものです。多くの企業では、すでに何らかのERPシステムを利用していると思います。そんなERPシステムは今回のテーマであるABMを助ける役割を果たします。

というのも、ABMに必要な情報はどこから集めていくのかというと、ERPシステムがある場合はここから情報を取り出すことができるのです。仮にERPシステムがない場合はデータもバラバラのため、ABMを行うためにはかなりの労力がかかってしまうでしょう。

また、ERPシステムはリアルタイムでデータが更新されていきます。そのため、コスト分析には最適なデータを提供することが可能です。

ABMは継続的に実施していく必要がありますので、ERPシステムと一緒に考えて自社の業務における無駄や問題を発見して、対応する流れができるとベストです。

最後に

双日テックイノベーションはIT技術で企業の課題を解消していく「専門家」です。特にGRANDITやクラウドERPをご検討の商社やIT系の企業の皆様で、業務や基幹システムに関しての課題や興味がある方には、以下のページをご覧いただきたいです。

純国産ERPパッケージ「GRANDIT」は、2004年に登場し1,400社以上の企業で導入がされています。また、オールインワンERPとして、ERP、EC、BI、企業グループや取引先の連携、グローバル対応など様々な機能が集まっているERPです。

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〜以下、プロフィール〜

穂苅 智哉(ほかり ともや)

新卒でWordPressのトップ企業に入社し、WordPressを使ったWebサイト構築や、高速化ソリューションを導入したサーバーのマネージドサービスの営業として活動。その後、ディレクション、マーケティングを経験。その後SaaSサービスを開発、提供するグローバル企業にて、パートナー企業とともにビジネスを拡大していくための支援を担当。現在はWordPressやマネージドサービスを主軸とする企業にて、マーケティング業務全般を担当している。普段の仕事を行いながらWeb、営業、マーケティング、テクノロジーなどの情報発信も続けている。

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