商社ERPトレンド紹介 第15回「日本の企業経営は、データ駆動型経営に移行していくことになる。積極的にERPに投資をするべき。」

こんにちは、穂苅智哉と申します。

システム、ITによって私達は多くの情報を獲得できるようになりました。企業も同様で、あらゆる行動や状況、成果、プロセスがデータで可視化され、それを使うことでさらなる改善や投資を行うことができます。しかしここで差が出てくるのが、データを十分に取得、蓄積できているのかと、そのデータを分析して次の行動に活かせているのかという部分です。

今回は、日本企業が移行していくべき「データ駆動型経営」について取り上げます。

日本の企業経営は、直感型経営が多くデータ駆動型経営はまだまだ

まず、「データ駆動型経営」とは、データドリブン経営とも言われ、企業のデータをしっかりと蓄積し、活用することで企業経営に役立てるという手法のことです。

変化が速い現在のビジネスにおいては、より正確で効果のある経営判断をするにはデータが不可欠です。

しかし従来の日本企業の多くは、「直感や長年の経験」で経営を行ってきています。これで成果が出ていれば良いのですが、再現性がなく人に大きく依存してしまうため企業経営という面では望ましくないというのが実際です。

今では、DXという言葉も一般的になり、多くの経営者がデジタルを使った仕事の効率化や業務変革に関心を持つようになりました。また、消費行動の多様化や複雑さ、業務の多様化や複雑化なども重なっているため、今、データ駆動型経営という観点を持っておくことは今後の企業経営においてとても重要であると言えます。

このデータ駆動型経営で必要な要素として、「デジタル」「人材」「企業文化」があります。「デジタル」は様々なデジタル技術を導入するということで、データを管理するプラットフォームや分析ツール、在庫管理、売上管理、予実管理など様々な業務でデジタル技術が活躍します。「人材」は今不足していると言われるデジタル人材で、デジタルを使って企業の課題を解消し、企業を成長させていける人材のことです。AI活用やデータ分析などもこの人材の部分になります。

データ駆動型経営を行うためには、いくつかの手順があります。

まずは、データ収集です。企業内の必要なデータを定義してそれを収集するところから始まります。多くの企業では、何らかのシステムやデジタルツールが入っている場合が多いと思いますので、それらに入っている情報というのもデータ駆動型経営にはとても貴重です。

その後、収集したデータを整理し、分析をしていきます。分析結果を見ながら、正しい経営判断がされるという流れです。

あらゆるデータを収集〜分析するため、企業が使うツールとしてはERPシステムの利用がおすすめです。

ERPでデータ駆動型経営をしていくべき

ERPはEnterprise Resource Planningの略で、統合基幹業務システム、などと言われます。業務で必要な、会計、生産、在庫管理、物流、販売、などをツールで統合し、会社の統合システムとして使われます。

ここまでデータ駆動型経営について説明してきましたので、ERPシステムを利用することで、データ駆動型経営ができてくるイメージが掴めた方もいるかもしれません。データはバラバラに存在しても意味がなく、経営判断をする際には、データが繋がっている必要があります。そしてデータを分析する必要もあります。

まだERPシステムを利用していない企業は、これからの企業経営であるデータ駆動型経営を行い売上や利益を最大化させるために調べてみることをおすすめします。

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