グローバルサウス(Global South)という言葉を聞く機会が増えてきています。これは、アジアやアフリカ、中南米などの新興国や途上国の総称で、いわゆる先進国が北半球に集まっていることと対比して、新興国や途上国は南半球にあることが多いためサウスと呼ばれています。
昨今日本企業でも、グローバルサウスの動きを注視し動いていくことが求められています。
グローバルサウスの活躍と今後
グローバルサウスというと、どういった国を思い浮かべますでしょうか。代表的な国をあげてみると、インド、インドネシア、ブラジル、ナイジェリアなどがあります。
この国は、これから経済成長が加速し国際的な存在感が増してくると予想されています。現にインドの成長はよくニュースになりますね。
日経新聞の記事によると、世界規模ランキングで2050年には世界3位がインド、世界4位がインドネシアになると予想されており、グローバルサウスの国々がTOP10に3カ国ランクインするということです。更に2075年には、インドが世界2位の経済規模となり、TOP10に6カ国がランクインするということです。
参考:グローバルサウスとは GDP、2050年にかけ米中超え
日本や日本の企業としても、この経済成長の動きに対して適切な対応をしていく必要があります。特に企業側としては増加するニーズを捉えて投資を行い、ビジネスを拡大するという機会にもなり得ます。
その際は、多くの情報を収集分析し判断をしていくことが重要となるため、どのような基盤を自社に用意して業務を作っていくのかがポイントとなってきます。業務自体が回らない状況が続いてしまうと、非効率的なビジネスとなりコストが多く発生してしまうということがあり得るからです。サプライチェーンマネジメントですね。
グローバル展開を見据えた準備
グローバルでのビジネスをしていく際には、どの国に展開していくのか、どういう経営基盤を構築するのかなどを企画設計から決めていく必要があります。その上で言語対応やグループ総合元帳、連結管理、海外拠点の活用のためのグローバルネットワークインフラなど必要なものは多くありますのでERPを利用していくという判断となってきます。
ERPというとSAPやOracleなどグローバルベンダーのツールが目立ち、利用のためのコストも高く、開発や保守にも多くの費用が必要になるためなかなか一気に踏み出せない企業様もいらっしゃいます。
みなさんが日本企業であれば、純国産のERPパッケージを選択することで日本企業に必要な機能や操作性が提供されますので、検討の1つとなります。
純国産ERPパッケージ「GRANDIT」は、2004年に登場し1,400社以上の企業で導入がされています。また、オールインワンERPとして、RPA、EC、BI、企業グループや取引先の連携、グローバル対応など様々な機能が集まっているERPです。今回紹介したグローバルサウスでのビジネスや取引の際にも活用が期待できます。
最後に
今回は、世界的に経済成長が著しい「グローバルサウス」と、そのビジネスを支える仕組みについて取り上げてきました。
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