今月の用語解説「OMS」

今月もGRANDITやクラウドERPをご検討の皆様にERP関連の用語解説をいたします。参考になれば幸いです。

企業で利用するシステムは様々なものがあります。例えば会計管理、社員管理、顧客管理、得意先管理、在庫管理など多岐にわたり、それらのデータを元に最適な経営判断を企業は行っています。

今回はそんなシステムの中の1つである、「OMS」について解説していきます。

OMS(注文管理システム)とは

OMSとは、Order Management System(注文管理システム)の頭文字から取られた言葉です。注文はビジネスでは日常的に行われていることですが、その注文の管理を一元で管理できるものがOMSになります。

Eコマースのビジネスを例に取るとわかりやすいです。モール型ECのAmazonや楽天、Yahoo!などがある一方で、 Shopifyや BASE等を利用した独自ECサイトを持つケースも増えています。

そうなると、どこからどういう注文を受けて、いつ出荷するべきかという管理を横断的に行っていく必要が出てきますのでこれを管理しなければいけません。

OMSで主にできることは、こちらです。

  • 注文、受注管理
  • 出荷管理
  • 商品管理
  • 在庫管理
  • 顧客管理
  • 商品のプロモーション
  • 入金管理

これらの管理は特にチャネルや関係者が増えるほど困難になってきますので、業務効率を上げるためにもシステムとして必要になります。

商社や卸でもOMSは活躍

先程はECサイト事業の例でしたが、注文が行われるのはそれだけではありません。例えば商社や卸業界でもOMSは活躍します。

商社や卸の場合は、仕入先から注文を受けて、小売などに届ける部分でOMSが利用できます。仕入先からどのような注文があったか、出荷状況はどうかなどの管理と小売からの注文管理などを行います。

更にERPなど他のデータとの連携も行う事ができるため、会社システム全体としてOMSを利用していくことができるようになっています。上手にOMSを含めた必要なシステムを連携させて運用できると理想的です。

最後に

今回は、注文管理システムのOMSについての説明をしてきました。注文管理のシステムについては従来の古いシステムを利用しているケースもあるようですが、現在はオンラインでの注文や周りのシステムとのデータ連携も必要になってきています。ERPが実施できる、業務の統合管理も含めて目的に沿ったシステム活用をしていくことがこれからの企業成長には必要と言えます。

日商エレクトロニクスはIT技術で企業の課題を解消していく「専門家」です。特にGRANDITやクラウドERPをご検討の商社やIT系の企業の皆様で、業務や基幹システムに関しての課題や興味がある方には、以下のページをご覧いただきたいです。各ソリューションのページや事例紹介のページ、オンラインセミナーでは当社のノウハウや参考例を共有できます。興味がある方は是非以下のお知らせをご覧ください。

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〜以下、プロフィール〜

南波真之(なんばさねゆき)

新卒でWordPressのトップ企業に入社し営業、マーケティング、ディレクションを経験、その後SaaSサービスを開発、提供する会社にてパートナーセールスを行いながらWeb、営業、マーケティング、SaaSなどの情報発信を続けている。

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