商社ERPトレンド紹介 第29回「『トレーサビリティ』が基幹システム、ERPにおける重要ポイントの1つである」

こんにちは、穂苅智哉と申します。

企業では情報が可視化されていることがとても重要です。例えば自社のお客様状況、製品やサービスの状況、営業状況、サービス提供状況などが可視化できていると大きな力になります。

今回は、「トレーサビリティ」に関して取り上げていきます。

トレーサビリティとは?

トレーサビリティ(Traceability)は、追跡可能性や履歴管理という意味の言葉です。

企業において、商品の仕入れから製造、流通、販売といった一連の流れを追跡することはとても重要です。いわゆるサプライチェーン全体の流れを記録し、「見える化」することで追跡できる状態にしておくことです。それによって製品の欠陥や不具合が発生した場合の問題特定や素早い対策が実現できます。

トレーサビリティが無い企業は原因特定ができないことから、トラブル対応の遅れや信用不安につながってしまいます。

トラブル時の対応だけでなく、トレーサビリティが確保されていると原料などの仕入れから製造、販売のデータが可視化できるということですので、経営判断の強力な情報にもなります。

それでは、企業はトレーサビリティをどのように実現していくべきなのでしょうか。

トレーサビリティとERP

ERPシステムは、企業の統合基幹システムのことを指します。会計、生産、物流、販売、人事などの企業の基幹となる業務を統合して可視化することで、情報を十分に活用できるようになります。

トレーサビリティを確保するには、ERPシステムがとても親和性が高いことは理解しやすいと思います。ERPですべての社内の基幹業務を統一することで、トレーサビリティを強化した運用を実現していくことができますし、部門間連携などもERPシステムの情報を基本としてコミュニケーションをとることで、非常に質の高い議論ができてきます。

逆に考えると、一連のサプライチェーンの流れを部分最適な形で一覧化することは非常に困難ですので統合的な基幹システムであるERPシステムが必要となります。

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