商社ERPトレンド紹介 第26回「IFRSの世界的潮流とERPの選び方」

こんにちは、穂苅智哉と申します。

企業や組織における「資産」とは何でしょうか。

人材、お金、土地建物、有価証券などいくつか思いつきますが、それらの資産を会社として対内・対外向けに周知していく際には数字で財務報告を行うこととなります。

今、日本の財務基準・会計基準が変わろうとしてきていますので、その点とERPについて取り上げてみます。

IFRSとは?

IFRSは、International Financial Reporting Standardsで国際会計基準のことです。

国際会計基準審議会(IASB)が定める世界共通の会計基準のことで、世界140カ国以上が採用しています。これは、ビジネスのグローバル化によって各国独自の会計基準になると、公正に取引を判断したり海外の競合他社との比較がしやすくなったりするメリットがあるためです。

一方、この国際基準に即していない大きな国として、アメリカと日本がいます。アメリカは同時の米国会計基準(US GAAP)の適用が義務となっており、一部外国企業はIFRSでの報告が可能というルールです。

また、日本では日本会計基準があり多くの日本企業が現状、この日本独自の基準を利用しているという状況です。売上計上基準、のれんの扱い、固定資産の耐用年数など双方の基準にはルールの違いがあり、すぐに移行することはコスト的に難しいものですが、大企業を中心にワールドスタンダードなIFRSへの移行が進んでいるという状況です。

IFRSに対してのERPの対応と選び方

ERPとしては、IFRSを採用している・移行を進めている企業の場合はIFRSに対応していることが重要です。また、こういう「仕組みが大きく変わる時」というのは部分最適されていないかという観点がとても重要です。つまり、会計の部分だけをみて全体のシステムを何とかしようとしていないか、ということです。

グローバルと日本では商習慣や文化、プレイヤーが異なるものですが体系的に企業の基幹システムとして機能していくためには、全体最適をすることが重要です。そこで、今の業務やシステムを洗い出し、可視化した上で最適なERPシステムを選択する必要があります。

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