商社の約9割が2025年の崖に直面することを証明するデータ

こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

昨年、某大手食品会社が2025年の崖に直面し、主力製品を半年間、販売できない事態になり、業績悪化を招きました。

そのようなことがあり、2025年の崖について調べてみると、興味深い市場データが経済産業省のページにアップされていましたのでご紹介します。

商社の9割がレガシーシステムを抱えている

こちらは平成30年に経済産業省のWebサイトで公開された資料「ITシステム「2025年の崖」の克服とDXの本格的な展開」の中に記載されている調査データです。資料では約8割の企業がレガシーシステムを抱えていると書かれていますが、商社を見ると、88.9%がレガシーシステムを抱えていると出ています。これは6年前のデータなので、今はもう少し減ってはいると思いますが、今もかなりの数が残っていると考えています。多くの商社では外資系のERPを20年近く前に導入したケースが多く、その大半が今も残っています。当時のことを思い返せば、グローバル会計処理と国内会計処理の両立もされていて、かなりカスタマイズを行ったような印象があります。カスタマイズが多くされていると、レガシー化しやすく、その結果がレガシーシステム9割になっているのではないかと推測しています。

レガシーシステムはDX推進の足かせになっている

上記の資料によると約7割の企業がレガシーシステムはDX推進の足かせになっていると回答をされています。これは説明するまでもなく、DX化に合わせて修正することも難しくて、運用コストもかかっており、しかも多くは機関システムだったりするので、DX推進のシステム面での障壁になりますよね。そして、経済産業省の指標では2025年からこの件がトリガーになり毎年12兆円の経済損失が出るといわれています。

皆さまの会社ではいかがでしょうか?レガシーシステムを維持しながらDXへの対応や、その先のシステム基盤を構築できますでしょうか?

今、デジタル化の波を迎え、その後はAIの波を受け、システム基盤は今後さらに改定していかなければなりません。

レガシーシステムは運用が属人的で引き継ぎが難しい

このデータで述べられているのは、レガシーシステムの保守が属人的になっていて、その継続が難しいという会社が6割強存在しているということです。

この状況で果たしてレガシーシステムを継続するべきかを本気で考えるべきと思います。

このままつぎ足し継ぎ足して回収を続けていくのか、このタイミングでリプレイスを進めていくのかです。今、AIの具体的な活用が見えてきています。AI時代で必要な基幹システムはよりデータ活用が求められ、なおかつ迅速な処理(リアルタイム業務処理)が必要になるはずです。今こそ。レガシーシステムを捨てて新しいシステムにリプレイスするべきではないでしょうか。

お知らせ

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