商社ERPトレンド紹介 第20回「ERPとで外部システムを連携させることで、利用企業に即したシステム構成になる、Web APIとは?」

こんにちは、穂苅智哉と申します。

企業では、基幹システムを使って販売・生産・財務会計などの業務を管理していることが多いです。しかし、基幹システムという言葉は広い意味を持ち、各業務の根幹をなすシステムを総称して使われるため、各業務が連携して効率化されているかは別の話です。

今回は、「ERP」と「Web API」について取り上げていきます。

WebAPIで、ERPは更に進化する

まず、ERPはEnterprise Resource Planningと頭文字で、企業の経営資源であるヒト・モノ・カネ・情報を統合的に管理し、業務や経営判断の効率化を図るシステムです。

従来の企業の業務や経営判断における課題の1つとしては、システムのサイロ化があります。サイロ化というのは、組織やシステムが孤立して存在しているためにお互いが連携できていないことをいいます。本来、生産・在庫管理・仕入れ・販売・会計・人事など、会社の業務というのは関連して動いているはずなのですが、システム上では孤立してそれぞれが存在しているために全体の把握が難しく適切な管理や経営判断ができなかったのです。

そこで出てきたのがERPで、最近ではSaaS型のERPも存在しています。ERPが整えばシステムとしては十分になると思いますが、完全に企業の基幹業務を1つのERPに統合するということが難しい場合もあります。例えば、他のシステムでしかできないような機能や運用方法があり、適切に連携して使っていきたいという場合です。このようなケースで使うのがWeb APIです。

Web APIは、ERPに限らず今のシステムには欠かせない技術になってきています。Webは私達が普段使っているWebのことです。APIというのは、Application Programming Interfaceの頭文字を取っており、外部のアプリケーションから特定のサービスやシステムの機能を利用するために提供されているものをいいます。つまり、Web APIとは、様々な外部システムを、Webを使って利用することができる仕組みのことです。

これによって、例えばERPの中で不足な機能やシステム間連携といった事ができるようになり、本当の意味での基幹システムとしてERPを利用していくことが可能となっていきます。

ERPとWeb APIで本当に企業が実現したいことを作っていく

今回は、ERPとWeb APIについて取り上げてきました。完璧なシステムやツールは存在しませんし、自社のシステムとしてより良いものを追求していく際には全体観を理解したうえで何が必要なシステムなのか、連携が必要なのかを考えていく必要があります。

この記事を掲載している双日テックイノベーションはIT技術で企業の課題を解消していく「専門家」です。特にGRANDITやクラウドERPをご検討の商社やIT系の企業の皆様で、業務や基幹システムに関しての課題や興味がある方には、以下のページをご覧いただきたいです。

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