Windows Server 2008からクラウドへの移行について

多くの方がご存知の通り、SQL Server 2008/2008 R2は2019年7月9日にマイクロソフト社からの延長サポートが終了し、Windows Server 2008/2008 R2が2020年1月14日に延長サーポートが終了します。現在、国内で稼働している Windows Server 2008 は48万台となり、延長サポートの終了を迎える 2020年1月14日 においてもまだ17万台のサーバがそのまま残ると言われています。

その17万台の85%が移行をしたくても人員不足やコストの問題で対応できないとの調査結果が出ています。このまま放置すると、脆弱性が発見されても対応ができないため、Windows Server 2008がハッキングされ、情報漏洩の危険にさらされることになります。 Windows Server 2008 の多くは業務系の用途で使われていることが多く、ハッキングされた場合は機密情報の漏洩につながる可能性が高いです。このような事態は多くの企業で避けなければいけないはずです。

一方で、Windows Server 2008の延長サポート終了は2020年1月14日に迫っており、時間的な余裕はあまりありません。そこで、現在、移行の予定が固まっていないお客様にお勧めしたいのがMicrosoft Azureへの移行になります。実は、Microsoft Azureに移行した場合、3年間追加料金なしで、Windows Server 2008/R2 と SQL Server 2008/R2の セキュリティ更新プログラムが 3 年延⾧されます。詳細はこちらに記載がありますので、ご覧ください。また不明な点がございましたら、こちらよりお問い合わせください。

Windows Server 2008の新バージョンへの移行が決まっていないお客様はまずは、Microsoft Azureへの移行を実施し、3年間のセキュリティサポート延長を受けていただいたうえで、今後のバージョンアップの方向を模索されるのがよろしいかと存じ上げます。現在、業務システムが稼働しているお客様であれば、上記の3年間の期間を使って、以下のいずれかの方法で移行を計画されると思われます。

  1. OSのみ最新バージョンに更新される
  2. 「1」のついでに、機能改修を行う
  3. 新しいソリューションにリニューアルする

ここで一つ検討いただきたいのが、現在購入されている業務システム自体の老朽化です。Windows Server 2008上で動作している業務システムはアーキテクチャーや設計思想が古く、現在や今後の業務を支えるシステムとしてふさわしくない可能性があります。業務ソリューションによっては、本体ソフトウェアのバージョンアップが滞っている場合もあるかもしれません。そのような業務ソリューションは今後、開発力が低下し、最新の技術が取り入れられて行かない可能性があります。別のソリューションへの乗り換えを考えたほうが良いと考えます

日商エレクトロニクスでは、国産ERP「GRANDIT」の商社向け、IT会社向けのソリューションを開発・販売しています。 「GRANDIT」 は国産であるがゆえに日本の商習慣にあった、日本企業に最適なソリューションとして提供しています。また、クラウドサービスも提供しています。ERPのリプレイス等をお考えの方は是非以下の情報もご覧ください。

Windows Server 2008クラウド移行ERP事例

Windows Server 2008クラウド移行某商社ERP事例 フルスクラッチで構築した前システムはWindows Server 2008で動作しており、2020年1月14日にWindows Server 2008の保守が終了するため、Microsoft Azureへの移行を行い、Windows Server 2008の保守の更に3年延長することを決められました。また、前システムはフルスクラッチで開発されており、アーキテクチャーと設計思想の老朽化に伴い、保守の費用と作業負担が増加していました。そこで、同社は自社の業務運用に近いGRANDIT商社パッケージを採用し、最低限のカスタマイズで導入し、保守負担の軽減を図ることを決断されました。

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