こんにちは。吉政創成の吉政でございます。
前回、「2025年の崖」について触れましたが、今回はさらに掘り下げた内容でお話ししたいと考えています。
さて、前回もご紹介したレガシーシステムが残っている調査データの再確認です。
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このグラフは企業IT動向調査報告書2024「図表8-3-1 レガシーシステムの対応状況」(一般社団法人 日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)調査)のものです。調査対象:東証上場企業とそ れに準じる企業の計 4500 社 回答数976社ということです。このグラフによるとレガシーシステムが残っている企業数は相変わらず60%台をキープしており、今後も大きく減る様子がうかがえません。長年機能追加や修正を繰り返してきており複雑化していることもあり、今更変えられないという感じなのでしょうね。このままだと悪化するだけだと思うのですが、、、
データのソースは以下をご覧ください。
https://juas.or.jp/cms/media/2024/04/JUAS_IT2024.pdf
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さらに同じデータソースのグラフでは、この3年間でレガシーシステムに対する対応について「未実施・対応予定なし」の割合が増加傾向です。もうギブアップということでしょうか。
これに追い打ちをかけるような調査データは2025年から2030年の期間においてレガシーシステムの担当エンジニアの人件費が2017年と比較して2倍になるという話です。以下の経済産業省のサマリー資料にも記載されているので興味がある方は、是非ご覧ください。
https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/digital_transformation/pdf/20180907_01.pdf
ブラックボックス化し、人件費も高騰し、今のまま使い続けるのも厳しいレガシーシステムをこのまま続ければ、DX戦略などの新しい手を打つこともできず、コストも増加していくのを放置するのは会社経営としてかなり問題があるのではないかと危惧しています。
この状況から脱却する一手は最新の基幹システムインフラに置き換えることのみです。
これができないと2025年の崖とともに会社が失速していくのはごく当たり前の話なのだと思います。
次のシステムとしてお勧めなのは、現状の業務に一番近く、カスタマイズが少ない基幹システムパッケージへのリプレイスです。その理由は以下の通りです。
・カスタマイズが多いと、バージョンアップの度にコストがかかり、システムがレガシー化しやすく、導入時も運用時も大きなコスト負担になりがちであるため。
・ユーザー数が多くメジャーなソリューションであること。ユーザー数が多くメジャーなほうがメーカーが開発費を捻出しやすく、常に最新の技術を採用したソリューションを総じて使いやすくなるため
上記2点について異論はないと思います。このコラムを商社の方が読まれている場合は、特にお勧めしたいソリューションがあります。それは双日テックイノベーションが提供する、商社向け「GRANDIT」ソリューションです。「GRANDIT」は国産ERPでお億位の実績を持ち、多くの企業によって支えられているコンソーシアム型ERPです。双日テックイノベーションの商社向け「GRANDIT」ソリューションはその「GRANDIT」を双日テックイノベーションがテンプレートとして商社のお客様向けに開発したものです。よって、商社のお客様にとってみるとカスタマイズが少なく、商社のお客様の業務にフィットした導入負担が少ない、高機能なERPと言えると思います。興味がある方は、是非以下のページをご覧ください。
■「GRANDIT」ソリューション(商社向け)
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