こんにちは。ビジネスコンサルタントの吉政創成の吉政でございます。
今回は「カスタマイズにカスタマイズを重ねたパッチ―ワーク化したERPを捨てた事例」というタイトルで書きます。
この言葉を聞いたときに耳が痛いお客様が割と多いのではないでしょうか。導入時に大きなカスタマイズをして導入されたERPはERPのバージョンアップの際に必ずライセンス以外のカスタマイズや検証が発生します。ERPは基幹システムであるため、ミスがあってはいけません。よってその都度、テスト作業も発生します。そのテストは情報システム部門の方だけでなく、現場の部門の方が作業をすることも多いです。
さらに、新しい業務フローに対応するべく追加の機能開発があるとさらにカスタマイズが発生し、カスタマイズによるカスタマイズで、パッチワークのようなシステムになっているお客様も多いはずです。
一方、ERPには大型の投資が伴うため、そのパッチワーク化してしまったERPを否定することは自己否定になるため、英断をしにくい状況になりがちです。しかしこのパッチワーク貸してしまったERPはこれからもコストも労力も肥大化していくため、どこかで英断をしなければなりません。
ERPの導入にはカスタマイズが発生しないことはありません。多少なりとも発生しますが、その割合が重要です。もし、パッチワーク化してしまったERPがあれば、それは既に現在の業務に合致していないため、新しいERPにリプレイスするべきと思います。
さて、今回のコラムでは、そのパッチワーク化してしまったERPを捨ててGRANDITを導入した事例を最後に紹介いたします。
「Sojitz-Sys商社ERP by GRANDIT」事例「日商エレクトロニクス」
BPRによる業務効率化とTCO削減を狙いに基幹システムにERP「GRANDIT」を採用。
サブスクリプションや保守契約管理に適合したCRM系システムを独自開発しサービス品質を向上
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日商エレクトロニクスは2000年にOracleEBSをベースにしたERP「NEXT」を完成させました。しかし当初からの業務要件やデータ量の見込みがはずれ、サーバの能力不足に陥りサーバの能力強化を余儀なくされたといいます。しかもベースとなるERPが海外製であることに加えて、組織や制度の改正に合わせた改修を加えていったことで、「日本の商習慣に対応させる部分など、相当なカスタマイズを加えたシステムになっていました」と岡田晃司・日 商エレクトロニクスコーポレート本部情報企画室長は話しています。
システムが肥大化すれば、それに対応して運用保守のスタッフも必要になります。ERPの運用負荷の増大に対応するため、「カスタマイズで対応しきれない部分は運用で工夫するしかありませんでした。そのためベンダーからの常駐者2名に加えて、自社のサポートメンバーも現在の1.5倍規模は抱えていました」と小山敦士・コーポレート本部情報企画室課長補佐はTCOの増大に頭を悩ませていたと振り返ります。
それだけではなく業務拡大に応じて増えるデータ量に対応しきれず、良知弘教・コーポレート本部情報企画室主任によれば、「データを投入しても反映されるのに2~3時間かかるというケースも発生していました」とERPがネックとなって業務への影響が懸念される事態も発生していたといいます。
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本事例の詳細は以下よりダウンロードできます。パッチワーク化してしまったERPを「Sojitz-Sys商社ERP by GRANDIT」にリプレイスし、成果を出しています。事例としても大作ですので、興味がある方は是非ご覧ください。
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