こんにちは、日商エレクトロニクス 祝です。
すでにご覧になられた方が多いとは思いますが、弊社は11月9日に丸紅グループへGRANDITを導入するというプレスリリースを行いました。
このプロジェクトは約3年の検討期間を経て決定したもので、私はこの案件において営業担当者として、プロジェクトが開始されるまでの間、お客様へのご提案や契約内容の交渉を行ってきました。
そこで今回はこのプロジェクトについてお話ししたいと思います。
GRANDIT史上最高の注目度を集めた丸紅グループへの導入
丸紅株式会社様(以下、丸紅)がSAPからGRANDITにリプレイスし、2027年末までに10営業本部と関連会社21事業者に導入を決めたというこのプレスリリースは、メディアへの掲載数が約80メディアにも及び、その中でもIT Leadersでは2位を獲得しています。
さらに、プレスリリース発表後に開催されたGRANDIT DAYS LIVE 2021の3日目の基調講演には丸紅の情報企画部 部長代理 寺井氏にご登壇いただきました。この講演は事前登録者数が300名超、実聴講者数は100名超というGRANDIT DAYS2021内のセッションにて最多の登録者数と聴講者数となりました。
登録された方、聴講された方は業界問わず、とても幅広い層のお客様に聴講いただいており、業界問わず、このプロジェクトに対する注目度の高さがわかるものとなりました。
これらの結果はこれまでSAPユーザーの代表的な存在であった丸紅がGRANDITへのリプレイスに舵を切ったということで、2027年問題を抱える多くのSAPユーザーから注目を浴びた結果であると分析しています。
実際、営業の現場でも感じることが多く、プレスリリースをご覧になったお客様から「見たよ」というお声がけや、丸紅と同等規模の大規模ユーザーや商社系企業などからもお問い合わせをいただくなど、その反響を肌で感じています。
今後の展開
プレスリリースやGRANDIT DAYSの講演でも話があったように今後、2027年までに段階を追ってグループへの導入が進められていくことになります
このプロジェクトは、丸紅のIT子会社である丸紅ITソリューションズ株式会社様(以下、MISOL)を含めた3社で進めていく予定となっており、現在は保守および今後の展開フォーメーションを構築しています。
過去のシステム変遷や経緯、保守内容などはどうしても把握しきれない部分が出てくることがあります。
MISOLはこれまで、丸紅の既存システム保守を担ってきており、また、丸紅の業務を知り尽くしていることから、当社としては安心してお任せできるとても頼もしいパートナーを得られたと考えております。
その一方で、MISOLはそれまでGRANDITに携わる機会がなかったことから、当社はMISOLに対し、技術的な支援としてマニュアルを含めた資料の提供や、OJTによる教育もプロジェクト内で行っております。
さらに同社は2020年5月に当社のGRANDITビジネスパートナーに参加し、それ以降、独自にGRANDITの案件を獲得し、導入の経験を積んで行っていると聞いています。
協業できるビジネスパートナー獲得への期待
本プロジェクトは、多くのグループ会社のIT子会社や、システムの保守を中心に行われている企業にとって、GRANDITは新たな技術の会得と、ビジネス拡大にお役に立つと考えています。
GRANDITの特徴として、子会社も含めたグループ全体へ最適な形での導入が可能であり、また、ERPの二層化にも対応することができます。
さらに、当社が提供する商社テンプレートを利用いただければ導入のハードルを下げることも可能です。
特に昨今はSAPの2027年問題もあり、ビジネスチャンスが広がっている分野です。
事実、MISOLは当社とはつながりを持たない場所で案件を獲得されましたし、当社が毎月開催している少人数セミナーではSAPからの乗り換えを検討されているお客様が参加されることが多くあります。
GRANDITの技術者がいない場合は、当社がMISOLに対して行っているような技術支援を提供することも可能なので、ご興味のある企業は是非お声がけいただければと思います。
今後、各IT会社の皆様と、手を取り合い、協業できる道を得られていければと期待を持っております。
3年に渡る営業活動が実った喜びと今後
当社は丸紅がERPのリプレイスを検討開始した3年前から関わっており、そのうちの2年間は2回ほどのフィット&ギャップを行いました。
私自身はこの丸紅プロジェクトにおいてお客様との調整を中心に、お客様とのコミュニケーションをとり続けてきました。決定後はプロジェクトチームを中心にグループ会社への展開の方法や、業務の範囲、スコープを決めるといった調整をユーザーと共に綿密に行ってきました。
選定の途中で、コロナ禍によってWeb上での対応に切り替えざるを得なかったものの、ようやく決定したときにはその喜びはひとしおでした。
今後もスムーズなプロジェクト運営に邁進していくとともに、共に歩めるビジネスパートナーを得られるよう活動していきたいと思います。
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